化粧品(医薬部外品)に使われるセラミドNGに関する成分を解説。
セラミドNGは多くの化粧品や医薬部外品に配合されています。
このページでは、セラミドNGの表示名称や安全性、配合目的、効能・効果などを解説していきます。
セラミドNGの成分概要
安全性 EWGスコア | |
表示名称 | セラミドNG |
旧表示名称 | セラミド2 |
医薬部外品名称 | N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン |
INCI名称 英文名称 | Ceramide NG |
中文名称 | 神经酰胺 NG |
韓国語 (ハングル) | 세라마이드엔지 |
配合目的 | 保湿剤 など |
効果 | シワ 乾燥肌 敏感肌 |
CAS 登録番号 | 100403-19-8 |
定義 | 本品は、飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸が結合したD-エリトロ形のスフィンガニン(*)からなるN-アシル化スフィンゴリピドである。 |
アメリカの非営利環境団体による安全性スコアのこと。
詳しくは、右の青いリンクから確認してください。(ここをクリック)
セラミドNGの解説
セラミドNGは、健康な肌のためを保つために必須の成分「セラミド」の一種です。
バリア機能改善作用、保湿作用などの効果があるとわかっております。
セラミド2について
旧表示名称のセラミド2は、改正表示名称である「セラミドNG」と「セラミドNS」の2つが該当します。
旧表示名称が取られた際はセラミドが7種類しか同定されておらず「セラミド + 数字」という命名法が用いられておりました。
現在はセラミドの命名法が見直され、このような現象が生じています。
詳しい構造の違いは下記の通りとなっています。
- セラミドNG:ジヒドロスフィンゴシン + 非ヒドロキシ脂肪酸(Non hydroxy FA)
- セラミドNS:スフィンゴシン + 非ヒドロキシ脂肪酸(Non hydroxy FA)
安全性について
EWG安全性スコアはグリーン。
ヒト型セラミドは、ヒトの皮膚や毛髪に存在するセラミドと同一の化学構造を有しています。
また、化粧品に使用される配合範囲内において皮膚刺激性や皮膚感作性はほとんどなく、安全性には問題のない成分であると考えられます。(参考文献:Safety Assessment of Ceramides as Used in Cosmetics)
加えて、20年以上の使用実績があり、通常の使用では問題ない成分だと言えます。
セラミドNGが使われている化粧品一覧
IGNIS イグニス モイスチュアライジング プレミアム ミルク(アルビオン)
セラミドNGを含んだ化粧品原料
- CERAMIDE 2(セラミド 2)(クローダジャパン)
- CERAMIDE Ⅱ(Givaudan S.A.)
- Composite-C3(日本精化)
- Composite-C4(日本精化)
- DERMAXYL(ダーマキシル)(クローダジャパン)
- Phytocompo-C (フィトコンポ C)(日本精化)
- Phytopresome Cera-2 (フィトプレソーム セラ 2)(日本精化)
- NIKKOL セラリピッド 2(日光ケミカルズ)
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