化粧品(医薬部外品)に使われるサリチル酸に関する成分を解説。
サリチル酸は多くの化粧品や医薬部外品に配合されています。
このページでは、サリチル酸の表示名称や安全性、配合目的、効能・効果などを解説していきます。
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サリチル酸の成分概要
安全性 EWGスコア | |
表示名称 | サリチル酸 |
医薬部外品名称 | サリチル酸 |
INCI名称 英文名称 | Salicylic Acid |
中文名称 | 水杨酸 |
韓国語 (ハングル) | 살리실릭애씨드 |
配合目的 | 殺菌剤 など |
CAS 登録番号 | 69-72-7 |
定義 | 本品は、次の化学式で表される芳香族カルボン酸である。 C7H6O3 |
アメリカの非営利環境団体による安全性スコアのこと。
詳しくは、右の青いリンクから確認してください。(ここをクリック)
サリチル酸の解説
アクネ菌を殺菌する効果があり、医薬部外品の有効成分として使用されています。
天然に広く存在する化合物です。
イボコロリなどのいぼの治療薬としても使用されています。
安全性について
EWG安全性スコアはレッド。
日本ではポジティブリストと呼ばれる防腐剤リストに収載されており、日本国内では「全ての化粧品に対して100g中に0.20gまで」という規制があります。
日本以外に、カナダでは2%、EU圏では0.5%までと各国で配合に制限がある成分です。
また、アメリカでは0.5~2%濃度のサリチル酸をニキビ用外用薬の有効成分として認められています。
化粧品に25年以上の使用実績があり、米国CIRの評価結果では「現在の使用方法および濃度においては安全である。」と結論付けられていることから、EWGスコアはレッドであるものの、通常の化粧品や医薬部外品での使用では問題ない成分だと言えます。
サリチル酸が使われている化粧品一覧
クラリフィック ブライトニング セラム(ランコム)
VOCE 2023年上半期ベストコスメ ブライトニング美容液部門 第3位
@cosmeベストコスメアワード2023 上半期新作ベスト美容液 第3位
メラノCC Men 薬用しみ集中対策美容液(ロート製薬)
サリチル酸を含んだ化粧品原料
- AEC Salicylic Acid (A & E Connock (Perfumery & Cosmetics) Ltd.)
- Natural Salicyclic Acid – USP (Alban Muller International)
- Neosalyl (Givaudan Active Beauty)
- OriStar SCA (Orient Stars LLC)
- Unichem SALAC (Universal Preserv-A-Chem, Inc.)
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