化粧品(医薬部外品)に使われるナイアシンアミドに関する成分を解説。
ナイアシンアミドは多くの化粧品や医薬部外品に配合されています。
このページでは、ナイアシンアミドの表示名称や安全性、配合目的、効能・効果などを解説していきます。
ナイアシンアミドの成分概要
アメリカの非営利環境団体による安全性スコアのこと。
詳しくは、右の青いリンクから確認してください。(ここをクリック)
ナイアシンアミドの解説
水溶性のビタミン(ビタミンB群)の一種で、主にシアノピリジンから合成される白色の結晶性粉末。
生体内ではニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)、またはニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADP)という酸化還元代謝反応に重要なはたらきを持つ補酵素の構成成分として機能し、エイジングケアには欠かせない成分として注目を浴びています。
血行促進に伴う代謝活性効果や消炎効果によって、肌荒れ防止の有効成分として認証されています。
また、医薬部外品の有効成分として、3つの効果の承認を得ています。
- 肌荒れ防止
- シワ改善
- 美白
肌荒れ防止
血行促進に伴う代謝活性効果や消炎効果によって、肌荒れ防止の有効成分として認証されています。
シワ改善
2018年頃に認められた比較的新しい効能・効果です。
ナイアシンミドが肌の真皮層のコラーゲン産生を促進し、肌を奥深くから押し上げてシワを改善します。
美白効果
メラノソーム(メラニンを含む細胞小器官)の移送を阻害する効果があります。
メラニンが過剰に肌表面に出てくることを防ぐことで、シミやそばかすを防ぎます。
安全性について
EWG安全性スコアはイエロー。
20年以上の使用実績があり、医薬部外品の有効成分としても承認されているため、安全性に問題のない成分だと言えるでしょう。
また、各国での配合規制もありません。
ナイアシンアミドが使われている化粧品一覧
クラリフィック デュアル エッセンス ローション(ランコム)
ローションイドロA n(クレ・ド・ポー ボーテ)
ナイアシンアミドを含んだ化粧品原料
- Niacinamide PC (DSM Nutritional Products, Inc.)
- OriStar NA (Orient Stars LLC)
- RonaCare Nicotinamide (Merck KGaA /EMD Chemicals)
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