化粧品(医薬部外品)に使われるビフィズス菌培養溶解質に関する成分を解説。
ビフィズス菌培養溶解質は多くの化粧品に配合されています。
このページでは、ビフィズス菌培養溶解質の表示名称や安全性、配合目的、効能・効果などを解説していきます。
ビフィズス菌培養溶解質が使われている化粧品が今すぐ知りたい方はこちらからジャンプできます。
ビフィズス菌培養溶解質の成分概要
安全性 EWGスコア | |
表示名称 | ビフィズス菌培養溶解質 |
医薬部外品名称 | – |
INCI名称 英文名称 | Bifida Ferment Lysate |
中文名称 | 二裂酵母发酵产物溶胞产物 |
韓国語 (ハングル) | 비피다발효용해물 |
配合目的 | 保湿剤 など |
CAS 登録番号 | 96507-89-0 |
定義 | 本品は、ビフィズス菌 Bifida の培養により得られる溶解質である。 |
アメリカの非営利環境団体による安全性スコアのこと。
詳しくは、右の青いリンクから確認してください。(ここをクリック)
ビフィズス菌培養溶解質の解説
効果について
ビフィズス菌は善玉菌であるため、肌フローラ(肌の善玉菌と悪玉菌のバランス)を整えたり、免疫機能や細胞の自然修復機能を高めたりする効果が期待できます。
期待できる効果・機能
- 保湿
- 免疫機能や細胞の自然修復
- 肌フローラを整える
安全性について
EWG安全性スコアはグリーンで各国での配合規制もありません。
また、成分の起源であるビフィズス菌は主に動物の腸内に存在する代表的な善玉菌であるため、安全性は高いと考えられます。
中国市場の配合実績は、洗顔などの洗い流す製品では10.846%、化粧水などの塗りっぱなしの製品では0.74064%となっています。(已使用化妆品原料目录(2021年版)にて確認。)
しかしながら、ランコムのジェニフィック アドバンスト Nやエスティーローダーのアドバンス ナイト リペア SMR コンプレックスではかなり高配合されていると思われます。
ビフィズス菌培養溶解質が使われている化粧品一覧
ジェニフィック アドバンスト N(ランコム)
ポチップ
アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス(エスティーローダー)
ポチップ
ビフィズス菌培養溶解質を含んだ化粧品原料
- Repair Complex CLR (CLR)
- ROD Extractive Bifidus AMP (Youmedica, Inc.)
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