化粧品成分の解説データベース

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その他添加成分|化粧品の用語説明

化粧品におけるその他添加成分

化粧品には、多くの働きを持つ成分が配合されています。

その他成分では、以下の特徴を持つ成分をまとめて紹介します。

中和剤

中和剤は、カルボマーや(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーの増粘や、高級脂肪酸と反応させて石けんを作るときに利用されます。

また、アスコルビルグルコシドの長期安定性をよくするためにも使われたりします。

代表的な中和剤
  • 水酸化Na
  • 水酸化K
  • TEA
  • トロメタミン
  • アルギニン
  • クエン酸
  • クエン酸Na

被膜形成剤

肌や髪の毛の上でフィルムを形成する成分。

フィルムには柔軟性や耐水性などのたくさんの特性があります。

ピールオフパック(ピリピリはがすパック)やシャンプーなどのきしみ改善、ヘアセット、エナメル製品、アイライナー、マスカラ、日焼け止めの汗・皮脂崩れ防止などに利用します。

代表的な被膜形成剤
  • PVP
  • (VP/VA)コポリマー
  • (アクリレーツ/メタクリル酸トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル)コポリマー
  • アラビアゴム
  • (スチレン/アクリレーツ)コポリマー
  • (トシルアミド/エポキシ)樹脂
  • ポリビニルアルコール
  • アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウム

エアゾールの噴射剤

エアゾールとは、液化ガスあるいは圧縮ガスと使用目的とする液体などを容器に封入し、ガスの力によって弁から放出させる構造にしたものをいいます。(参考:東洋エアゾール協会株式会社

いわゆるスプレー缶などがエアゾール製品にあたります。

代表的な噴射剤
  • LPG
  • DME
  • 二酸化炭素
  • 窒素
  • イソブタン
  • イソペンタン

粉体の表面処理剤

着色剤の一部である体質顔料タルクなどのベース粉体成分は、表面処理というコーティングを行うことで使用感や安定性などの性質が大きく変化します。

代表的な表面処理剤
  • ジメチコン
  • メチコン
  • ハイドロゲンジメチコン
  • ジステアリン酸Al
  • トリエトキシカプリリルシラン
  • 水酸化Al
  • ラウロイルリシン

香料

化粧品に香りをつけるために配合します。

化粧品には、主に化学合成で作られた成分と植物由来の成分があります。

代表的な香料
  • 香料
  • オレンジ果皮油
  • グレープフルーツ果皮油
  • ラベンダー油
  • ニオイテンジクアオイ油
  • ノバラ油
  • ダマスクバラ花油

増量剤

増量剤とは、粉末原料に添加・分散して増量して原料の取り扱いを容易にするため、または他の成分を希釈するために用いられます。

例えば、合成色素は原料そのままを使用すると濃度が高すぎて扱いにくいため、タルクなどで薄めることがあります。

その他添加成分の一覧

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